京王百貨店主催の駅弁大会・記念すべき第1回大会のTOP5は?

北海道の駅弁でも有名 いかめし駅弁
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京王百貨店が主催している「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」の第1回大会が開催されたのは、いまから50年以上昔の1966年。記念すべき第1回大会のTOP5を今回は紹介していきます。実は、第1回大会でTOP5に入っている駅弁は、今でも販売されているというから驚きです。ではさっそく、第1位から見ていきましょう。

第1位 かに寿し(アベ鳥取堂)

地元の漁港で水揚げされたカニの身をふんだんに使った鳥取を代表する名物駅弁。カニの身は、鳥取県東部から兵庫県北部で水揚げされるカニの身のみを使用するなど、こだわりがあります。

1951年に販売開始され、1958年にはカニの身をフレッシュな状態で保存する技術を開発したことで、通年で販売できるようになりました。

かに寿しに使われている具材は、カニの身を始め、ス・錦糸玉子、米などすべてオリジナルです。

元祖有名駅弁と全国うまいもの大会の第1回大会で第1位に輝いた「かに寿し」は、現在も「元祖かに寿し」として販売されています。

かに寿し 1,080円 調製元/アベ鳥取堂 販売駅/山陰本線 鳥取駅 倉吉駅

第2位 九尾釜めし(フタバ食品)

昭和天皇が那須の御用邸へ行く際に、必ず食べたといわれているのが「九尾釜めし」。昭和30年まで、東北本線 黒磯駅で販売されていました。

2012年になって、当時の駅弁屋であったフタバ食品が、「九尾の釜めし」の復刻版を販売するようになりました。

九尾の釜めしは、鶏肉、タケノコ、錦糸玉子、紅ショウガ、椎茸、ゴボウ、中心にウズラの卵と栗がご飯の上にのっています。器は益子焼で、パッと見ると峠の釜めしと見分けがつかないくらい。

現在、九尾の釜めしを購入できるのは、東北自動車道の上河内下りSAのみです。しかも、販売されているのは土日祝日のみ、さらに1日6食限定と、かなりレアな駅弁になっています。

最近まで、宇都宮駅ビルに入っている栃木のセレクトショップ「縁」でも販売されていましたが、2月末で「縁」は閉店してしまったので、ここでの購入はできなくなりました。

九尾釜めし復刻版 930円 調製元/フタバ食品

第3位 えびめし弁当(神尾弁当)

明治30年創業の老舗・神尾弁当の名物駅弁が「えびめし弁当」。炊込みご飯の上に蒸しエビ、おかずはエビフライ2尾と、えび好きのための駅弁です。

えびの駅弁と言えば、新潟駅や東京駅で販売されている「えび千両ちらし(新発田三新軒)」ですが、えびをメインにした駅弁の先駆けは、間違いなくえびめし弁当でしょう。

えびめし弁当 900円 調製元/神尾弁当 販売駅/上越線 新津駅

第4位 いかめし(いかめし阿部商店)

北海道 函館本線 森駅の駅弁「いかめし」は、第1回駅弁大会から参加しており、第6回大会からは、46年連続で売上個数のTOPを誇る駅弁界の巨人。

1941年の販売当初から変わらない製法でつくられているのにもかかわらず、いまだに絶大な人気を誇るのは、すごいとしか言うことができません。

いかめし 500円 調製元/いかめし阿部商店 販売駅/函館本線 森駅

第5位 うなぎ飯(自笑亭)

濱松の代表的な駅弁のひとつが創業150年を超える自笑亭の「うなぎ飯」。浜名湖の養殖うなぎを使用した贅沢な駅弁です。

自笑亭のうなぎ飯は、たれを混ぜ込んだご飯の上に錦糸玉子(薄いシート状の玉子焼き)、その上にうなぎがのっています。

たれを混ぜ込んだご飯と蒲焼、そして錦糸玉子を一緒に食べると、まろやかで上品な味わい。一級品のうなぎの美味しさを堪能することができます。

濱松うなぎ飯 2,630円 調製元/自笑亭 販売駅/東海道本線 浜松駅 掛川駅

まとめ

京王百貨店の第1回駅弁大会でTOP5に入った駅弁が、いまだにすべて販売されているというのは驚きです。半世紀以上経っているので、味付けは少しづつ変わってきているのかもしれませんが、それでも半世紀以上前に作られた駅弁の味をいまでも食べることができるというのは、ロマンがありますね。

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